レンタルサーバーを借りるとき知っていてほしい価格の話
この記事は、個人的な考えを書いています。
WordPressでブログを作りカスタマイズしたいとか、HTML+CSSでHTMLサイト(ホームページ)を作りたいなどの理由から、レンタルサーバーを借りる方もいらっしゃると思います。
今回は、レンタルサーバーの価格で知っていてほしいことを書いていきます。
結論としては、
「安いプランほど多くの人と同じサーバーを共用している。従って、他のユーザーの影響を受けやすい。」
ということです。
レンタルサーバーを借りるとき知っていてほしい価格の話
仮に、レンタルサーバーを1台あたり月5万円の運営費で運営しているレンタルサーバー会社があるとします。
このレンタルサーバー会社が月額料金1,000円で利用者を募集した場合、
運営費50,000円/月額料金1,000円=50人
となり、レンタルサーバー1台あたり50人以上の利用者でないと赤字になります。
また、月額料金1000円では高いと判断して、500円に設定したとします。
そうすると、
運営費50,000円/月額料金500円=100人
となり、レンタルサーバー1台あたり100人以上の利用者でないと赤字になります。
レンタルサーバーを借りる方の収支事情によりますが、単に安いサーバーを選んで使うということは、
「レンタルサーバー1台あたりの共用ユーザーが多くなる。他のユーザーの影響を受けやすい。」
ということになります。
また、「自分のレンタルサーバーの使い方が、他のユーザーに影響を与えやすい。」とも言えます。
WordPressに限った話ではないですが、Webシステムをレンタルサーバーで運営することは、レンタルサーバーに負荷を与える行為になります。
ある程度の許容範囲を設定し、レンタルサーバー会社はスペースを貸し出しているのですが、あまり目立った活動をすると「プラン変更のススメ」や「警告」、「アカウント削除」などの対象となります。
特に安いプランで提供しているレンタルサーバー会社は顕著です。
1人がレンタルサーバーを高負荷で利用すると、共用する多くの他のユーザーに影響を与え、そこから不満が発生し、「このレンタルサーバーは重くて使えない」といった評判に影響するからです。
現実世界で言えば、集合住宅(アパート)をイメージしていただければいいと思います。好立地好条件の物件でも、毎晩朝方まで爆音で騒いでいる入居者が一人でもいると、そのアパートに入居しようか悩みます。
入居後も、管理会社や警察などへの相談、入居者同士のトラブルなどが絶えないことが容易に想像できるからです。
レンタルサーバーを選ぶ際も同じです。
これからレンタルサーバーを借りようと考えている方は、まず「どれくらいのユーザーが同じサーバーを利用(共用)しているのか」というのを概算し、その上で契約するかを判断することをオススメします。
以上、ありがとうございました。