operationservicebuの日記

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[考え方]ドコモメールで思った、電話会社のメールアドレス付与サービスについて

この記事は以下のURLについて、自分の考えを述べています。

ドコモメール | サービス・機能 | NTTドコモ

 

ドコモのスマートフォンのメール(@docomo.ne.jp)は、これまでSPモードメールというサービスで提供されていたが、ドコモメールというサービスに統一されるらしい。

非対応機種も2014年中には対応の模様。

 

内容としては、ドコモのメールサーバー(クラウドサービス)上でメールが管理され、docomoIDを使えば、複数のデバイス(スマートフォン、タブレット、PCなど)でメールの送受信や閲覧ができるというもの。

つまり、@docomo.ne.jpのメールアドレスをGmailのように複数のデバイスで利用できるということになる。

 

ドコモとしては、簡単・便利になると言っているが、危険と思う人は少なからずいると思う。ということで、自分なりの考えを書いておこうと思います。

 

  • 前提条件の崩壊

ドコモ(@docomo.ne.jp)に限らず、AuやSoftbankが提供するメールアドレスというのは、契約者の携帯電話・スマートフォンで送受信しているというのが前提にあると思う。

また、基本的には携帯電話にFomaカードやXiカードなどのSIMカードに割り当てられた電話番号とメールアドレスでしか電話やメールができない。

そのため、他人に悪用されないためには携帯電話やSIMカードを自分で管理していればよかった。

 

しかし、ドコモメールのサービス内容を見ると、docomoIDとパスワードがわかれば、パソコンからでも「あなた」になりすまして、@docomo.ne.jpのメールが送れる。

これまでのメールもクラウド上から削除しない限り、閲覧可能である。

他人のIDとパスワードを利用するのは法律違反だが、プライベート性が強いと思われる携帯電話のメールがPCで見られるのは、私としては管理の手間が増えるだけで便利と思えない。

 

  • ドコモに対する不信感

以前、他人のSPモードメールアドレスでメールが送受信できたりする不具合があったドコモが、このようなサービスを開始して大丈夫なのだろうか。

 

どこかの脆弱な交換機を導入し、想定外のトラフィック量で基地局がダウンしたり、つながりやすいが品質は二の次と思わざるおえない通信環境だったりと、ドコモの最近の流れを見ていると、長年使用し続けた私としても、お引越しを検討してしまうほどである。

 

私が使い続ける理由は、家族全員がドコモユーザーだからドコモを使っているだけだったりする。離婚したり、家庭崩壊が起きてしまって、家族との関係が希薄になった時点で、ドコモを使い続ける理由はなくなる。

 

かといって、他社は・・・どうなんでしょうか。

 

  • メールアドレス付与に対する考え

ドコモと契約すれば「iモード」や「SPモード」auと契約すれば「LTE NET」Softbankと契約すれば「S!ベーシックパック」といった具合に、ネットとメールがセットになったプロバイダ契約が一般的である。

従って、どんなにドコモメールを否定しても、音声通話プラン+SPモードでスマホを契約した場合は、ドコモメールサービスに加入する。

 

一方、家やアパートなどに引く光回線やADSLなどのインターネットプロバイダの中には、「メールアドレス付きプロバイダサービス」と「メールアドレス無しプロバイダサービス」が存在する。

メールアドレスが欲しい人は、メールアドレス付きを選び、インターネットだけしたい人はメールアドレス無しのプロバイダサービスに契約する。

 

その考えに則れば、携帯電話各社も「ネットとメール」をセットで契約するプランだけでなく、「ネット接続だけのプロバイダサービス」を音声通話プランに導入できない理由はないと思う。

しかし、実際にはそういうサービスは「存在しない」か「公に公表されていない」。

 

是非、消費者が用途に合わせて選べるようにしてほしい。

 

  • 音声通話プランとデータ通信プランではない第3のプラン

折り畳み電話(フィーチャーフォン、ガラケー)は、基本的に電話とメールの利用がメインであるので「音声通話プラン」の契約。

パソコンは、基本的にインターネットとメールの利用がメインであるので「データ通信プラン」の契約。

という区分が、未だに携帯電話会社の内部で継続していると思われる。

 

では、スマートフォンは何プランなんだろう。

スマートフォンは、電話、メール、インターネットが出来る端末である。

従って、これまでの区分では分類できない存在であると私は考えている。

 

しかし、実際には「音声通話プラン」か「データ通信プラン」のどちらかでしか、スマートフォンの契約は出来ない。

 

スマートフォンをネット専用で「データ通信プラン」、折り畳み携帯を「音声通話プラン」として2台持ちするという手もあるが、携帯電話会社に2倍料金を払うことになるので、携帯電話会社を儲けさせているだけな気がする。

 

結局、「電話として使わないのに」スマートフォンを「音声通話プラン」で契約する人、ネット専用の「データ通信プラン」で契約し、IP電話サービスを使う人が出てくる。

さらには、どちらでもないMVNOのSIMカードでスマートフォンを使う人もいる。

 

実は、ドコモメールやdアニメストアなど「スマートフォンは携帯電話会社に直接契約したほうが良いですよ!」というサービス拡充以前に、携帯電話会社が行うべきことは、「音声通話プラン」でも「データ通信プラン」でもない第3の「スマートフォン」プランの新設なのかもしれない。

 

  • 終わりに

私は、ドコモでXperia Aを契約してしまった以上、解約するまでドコモメールは契約しているわけですが、自分としてはGmailやその他手段に乗り換えて、ドコモメール利用比率を下げていこうと思っています。

 

そもそも、Androidスマートフォンを使い始めればGoogleアカウント(Gmail)、iPhoneを使い始めればAppleID(iCloud)とスマートフォンを利用開始すると、メールアドレスが付与されます。

その状態で、さらに携帯電話会社のメールアドレスが付与され、それがクラウド上で管理される「ドコモメール」サービス。

さらにGmailに関しては、従来の携帯電話、Androidスマートフォン、iPhoneで利用可能です。携帯電話会社のメールアドレスはMNPでは持ち出しできないわけですし、一度、当たり前に携帯電話会社から付与されているメールアドレスサービスというのを見直す必要がある考えています。

 

さすがに、自分なりにいろいろ言いたくなったので、今回記事にしました。

 

以上、ありがとうございました。