ロリポップ、ミニバード、ファイアバードの専用SSL価格比較
低価格と言われるレンタルサーバーで専用SSL(独自SSL)を利用した場合、年間でいくらかかるのか調べていたので、それを記事にしようと思います。
この記事は以下のURLを参考にしています。
専用SSLのご利用 /格安・大容量レンタルサーバーのミニバード
SSL証明書のご利用 /高機能な大容量レンタルサーバーのファイアバード
サービス紹介/低価格でモバイル環境にも強いSSL証明書サービス SSLボックス
まとめると、それぞれのサービスの専用SSLは以下の表になりました。
ロリポップ | ミニバード、ファイアバード (SSLボックスサービス利用) |
|
利用可能な証明書 | グローバルサイン社 (クイック認証SSL) |
ジオトラスト社 (ラピッドSSL、 ラピッドSSL ワイルドカード、 クイックSSLプレミアム) |
サイトシール | あり | あり(クイックSSLプレミアムのみ) |
初期費用 | なし | ¥2,100(固定IPアドレスオプション) |
1ヶ月払い | ¥2,100 | なし |
1年払い | ¥21,000 | ¥7,350~ (証明書¥2,100~ +固定IPアドレスオプション¥5,250) |
2年払い | ¥35,700 | ¥13,860~ (証明書¥3,360~ +固定IPアドレスオプション¥10,500) |
3年払い | ¥50,400 | ¥20,475~ (証明書¥4,725~ +固定IPアドレスオプション¥15,750) |
証明書が、ロリポップではグローバルサイン社、ミニバードやファイアバードはジオトラスト社ということで、証明書の発行会社が違います。
値段だけで見ると、ネットオウル社が提供しているミニバードやファイアバードのレンタルサーバーでSSLボックスサービスを利用して、専用SSL契約したほうがロリポップと比較して、1年払いで2分の1の料金で利用できます。
ただし、ミニバードやファイアバードでは、サービス運営会社のネットオウル社が提供しているSSLボックスというサービスを別途申し込む必要があります。従って、レンタルサーバーの契約、専用SSLの契約が別のサービスになります。
一方のロリポップでは、ロリポップレンタルサーバーのオプションとして、専用SSLを申し込むので、同一サービス内でレンタルサーバーと専用SSLの契約が出来ます。
その他、ミニバードやファイアバードで専用SSLを使うには、固定IPアドレスオプションが必要で、その初期費用が¥2,100かかります。
となると、初期費用+1年払いで¥9,450です。
それでもロリポップに比べると安く専用SSLが利用できます。
ただし、サイトシールを利用したいというレベルで考えると、ロリポップとSSLボックスサービスの料金差が近づいてきます。
以下の表は、ロリポップとSSLボックスサービスでサイトシールが利用できるクイックSSLプレミアムを比較した表です。
ロリポップ | ミニバード、ファイアバード (SSLボックスサービス利用) |
|
利用可能な証明書 | グローバルサイン社 (クイック認証SSL) |
ジオトラスト社 (クイックSSLプレミアム) |
サイトシール | あり | あり |
初期費用 | なし | ¥2,100(固定IPアドレスオプション) |
1ヶ月払い | ¥2,100 | なし |
1年払い | ¥21,000 | ¥15,050 (証明書¥9,800~ +固定IPアドレスオプション¥5,250) |
2年払い | ¥35,700 | ¥26,180 (証明書¥15,680~ +固定IPアドレスオプション¥10,500) |
3年払い | ¥50,400 | ¥37,800 (証明書¥22,050~ +固定IPアドレスオプション¥15,750) |
ロリポップと同一レベルで考えると、その差は1年払いで¥6,050の差ですが、SSLボックスサービスには初期費用が¥2,100かかるので、差は¥3,950になります。
調べてみて思ったのですが、レンタルサーバーのみで考えるとロリポップやミニバード、ファイアバードは低価格です。しかし、専用SSLも使うとなると合計の利用料金は月額数千円レベルになってきます。
それでも月額1,000円~3,000円レンタルサーバーで専用SSLを利用した場合に比べれば、安くレンタルサーバーと専用SSLが利用できることは確かです。
今回は価格で調べてましたが、そもそも自分の目的を満たしたレンタルサーバーを契約し、必要であれば専用SSLを利用するというのが賢い使い方のように思います。
ちなみに、ロリポップやミニバード、ファイアバードすべてで共有SSLは無料で利用できます。
以上、ありがとうございました。